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AM モーラー(AM Mauler)はアメリカのマーチン社が開発したアメリカ海軍の艦上攻撃機。当初の呼称はBTMといった。 設計は第二次世界大戦中に行われたが、数々の問題により生産が始まったのは戦後しばらく経ってからだった。151機が製作されたが、より小さくかつシンプルなダグラスADスカイレイダーの方が優れていることが明らかとなり、本機が海軍で任務に就いた期間は短かった。現役部隊からは1950年に引退し、1953年までには予備部隊からも退いた。 == 設計と開発 == 1930年代から1940年代初期にかけて、航空母艦から運用される海軍の爆撃機は雷撃機と急降下爆撃機の2種類に分けられていた。2,000馬力に達する強力なエンジンの実用化は、両機種の統合を可能にし、この区別は1943年に撤廃された。海軍は新たにそれらを統合した多目的爆撃機を要求した。この新型機は従来と異なり単座であることとなっていた。爆撃手や無線通信士がパイロットのほかに必要であるとは考えられなくなっており、また新型機は戦闘機と同じくらい速いため、後部銃手も不要とされていた。マーチン社は、このコンセプトに沿って、海軍とXBTM-1(社内名・モデル210)の試作・開発契約を1944年1月7日に結んでいる〔第二次大戦米海軍機全集 航空ファン イラストレイテッドNo.73 』文林堂 1993年 P84〕。 新しい「BTM モーラー」において、マーチン社はプラット・アンド・ホイットニー R-4360 ワスプ・メジャー 28気筒4重星型エンジン(それまでに航空機に使用された最大のピストンエンジン)の採用を決定した。そしてそれを装備する機体も単発単座の軍用機としてかつてない巨大なものとなった。ワスプ・メジャーのトルクはBTMの飛行が困難になるほど強力だったため、機体を回転させるその力を相殺するため、右に2度傾けて取り付けられた。この大きさと重量の機体を人力で操作することは不可能であり、パイロットの操舵を助けるための油圧サーボモーターのシステムが用意された。 初飛行は、1944年8月26日に行なわれた〔。操縦性を中心に実用化に向け、開発が続けられ、1945年1月15日には量産型のBTM-1が750機発注されている。実用化作業は遅れ、量産機が完成したのは第二次世界大戦の終結後の1946年12月であり、ダグラス A-1 スカイレイダーの配備と重なり、149機の量産に留まった。なお、名称は1946年にAMに変更されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「AM (航空機)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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